症状について

初期症状では、ほとんどみられませんが、それをすぎると、まず肺のうっけつのために軽い咳が出るようになり、しだいに運動を嫌がるようになります。
食欲があるのに体重が減少し、毛づやがなくなり、皮膚のかゆみ、脱毛といった皮膚病が発生しやすくなります。
さらに症状がすすむと、走るなど少しはげしい運動をすると息切れをして呼吸が荒くなり、右心不全の症状がでてきます。
多くは、わんちゃんが咳をしたり、運動を嫌がることによって、飼主さんが異常に気づきますが、もし気づかずにそのまま放置していると、やがてお腹に腹水がたまり、太鼓腹のようにふくらんできます。腹水が大量にたまると、四肢にむくみが生じて、水を異常に欲しがるのも特徴です。
わんちゃんに、このような症状がでるまでには、通常数年かかりますが、ここまでくると命を落とすことにもつながりますので、早期の治療が必要です。


治療と予防について